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医療法人久永婦人科クリニック

FAQ
■検査
■基礎体温
Q1 基礎体温をつけているのですが排卵日がはっきりわからないのですが。
Q2 高温期の体温がバラバラなので気になるのですが。
■ヒューナテスト
Q1 ヒューナーテストでは何が分かりますか。また何度もする検査でしょうか。
Q2 ヒューナーテストが不良の場合にどんなことが考えられますか。
 
■血液検査
Q1 不妊症の検査で行う血液検査にはどのようなものがあるのですか。
Q2 血液検査で何が分かりますか。
 
■子宮卵管造影
Q1 子宮卵管造影は痛い検査だと聞いていますが、受けなければだめですか。
Q2 一人子供がいるのですがやはり子宮卵管造影検査は受けた方がよいでしょうか。
 
■腹腔鏡
Q1 一年間ほど不妊治療にかかっています。今のところ原因不明で機能性不妊といわれています。腹腔鏡検査を勧められました。受けた方がよいのでしょうか。
Q2 腹腔鏡は早くした方がいいのでしょうか。
 

■基礎体温
Q1 基礎体温をつけているのですが排卵日がはっきりわからないのですが。
A1 そもそも基礎体温表から排卵日を特定するのは不可能だとお考えください。よく低温相の最終日だとか体温陥落日だとか書いてある本がありますが実際にそのように排卵されている方は半分くらいです。私自身は基礎体温表を参考にはいたしますがそれほど重要視はしておりません。むしろ検査内容や投薬内容、ご自分の体調の変化などを書き込むことで、自分自身のカルテ代わりにしていただけたらと思います。
 
Q2 高温期の体温がバラバラなので気になるのですが。
A2 前述しましたように私自身は基礎体温自体をあまり重要視はしていませんので体温の絶対値にはこだわっておりません。大きく見ていただいて低温期と高温期にわかれていることとその差が0.3度くらいあればよしとしています。また、体温は睡眠時間や起床時間だけでなく体調にも左右されますので気楽に測って頂けたらよいと思います。ただし、高温期が10日未満の場合は黄体機能不全も考えられますので、高温期の5〜8日目に一度血液検査をしてみてもよいでしょう。

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■ヒューナテスト

Q1 ヒューナーテストでは何が分かりますか。また何度もする検査でしょうか。
A1 ヒューナーテストは排卵の時期に性交渉をもってもらって頚管粘液内に運動精子がとの程度見られるかを顕微鏡で確認します。古典的な検査ですが非常に重要な検査であると考えています。検査当日の朝に性交渉をもってもらうのが原則ですが、これはなかなかむずかしく実際には前日の夜であっても結果には大差ないようです。結果が悪ければ次の周期に再検しております。
 
Q2 ヒューナーテストが不良の場合にどんなことが考えられますか。
A2 男性側では精子の数が少ない、運動率が低い、といった要因が考えられます。女性側では精子不動化抗体が産生されていることや、頚管粘液が少なかったり、正常よりも酸性に傾いていることなども考えられます。何度試みても不良であれば人工授精の適応と考えられます。

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■血液検査
Q1 不妊症の検査で行う血液検査にはどのようなものがあるのですか。
A1 まず、ホルモンの検査があります。これは脳下垂体から分泌されるFSH(卵胞刺激ホルモン)、LH(黄体形成ホルモン)、PRL(乳汁分泌ホルモン)、卵巣から分泌されるE2(卵胞ホルモン)、P4(黄体ホルモン)が主なものですが、月経周期によって分泌量が変動しますので月経3〜5日目に検査するのが卵胞期初期の基礎値が測定でき有用です。P4は高温期の5〜8日目がよいとされています。次に抗体検査があります。前述しました抗クラミジア抗体、精子不動化抗体、抗核抗体などを調べます。
 
Q2 血液検査で何が分かりますか。
A2 まず、卵巣機能や下垂体機能がある程度推定できます。加齢により卵巣機能が低下してくるとE2が低下してFSHが上昇します。また、下垂体やさらに上位の視床下部に問題があるとFSH、LH、E2はともに低値を示します。多嚢胞性卵巣の場合はLH>FSHを示すことが多く黄体機能不全の場合P4が低値を示します。抗クラミジア抗体陽性の場合は腹腔内の癒着の頻度が高くなりますし、精子不動化抗体が陽性であれば射精された精子が不動化してしまい卵子までたどり着けなくなってしまいます。この場合は体外受精が適応となります。抗核抗体が陽性の場合は血管内に微少な血栓を形成することが多くなり流産の可能性が高くなります。

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■子宮卵管造影
Q1 子宮卵管造影は痛い検査だと聞いていますが、受けなければだめですか。
A1 以前は造影剤を注入するための器具が金属で出来ており、子宮頚管部を把持する事による痛みが強かったのですが当院ではヒスキャスという細いチューブを挿入して実施しておりますので痛みは非常に少ないと思います。もちろん卵管が詰まっていたり、細くなっていたりすると多少の痛みはあると思います。子宮内腔の変形や子宮内にポリープ、筋腫などがないか、また卵管の通過性を左右別々に確認できます。外来で簡便に行えますし、この検査のあと3〜4周期に妊娠しやすくなると言われておりますので是非受けていただきたい検査です。ただし、腹腔鏡下での卵管通色素検査との一致率は約70%程度ですので厳密には腹腔鏡がより有用だと思っています。
 
Q2 一人子供がいるのですがやはり子宮卵管造影検査は受けた方がよいでしょうか。
A2 これは積極的に受けられることをお勧めします。以前に妊娠の経験のある方が次の妊娠がなかなかうまくいかない場合を続発性不妊といいますが、原因はご主人の精液所見が悪くなっている場合と女性側では卵管に問題がある場合が多いようです。特にこの場合検査という意味合いよりも検査後の妊娠率の上昇を期待して受けられるのがよいと思います。

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■腹腔鏡
Q1 一年間ほど不妊治療にかかっています。今のところ原因不明で機能性不妊といわれています。腹腔鏡検査を勧められました。受けた方がよいのでしょうか。
A1 腹腔鏡の有用性については医師によって意見のわかれるところです。私は積極的に腹腔鏡をお勧めする立場をとっております。その理由は機能性不妊といわれる方に子宮内膜症が多いことと、機能性不妊の方の約50%は卵管のPick up障害と言われているからです。また、これは腹腔鏡をしてみないと分かりません。但し、体外受精を考えておられるのであれば腹腔鏡検査は必要ないと考えます。
 
Q2 腹腔鏡は早くした方がいいのでしょうか。
A2 これも意見のわかれるところです。私の考えを述べます。まず、多嚢胞性卵巣、子宮内膜症、クラミジア抗体陽性、以前に開腹手術の既往のある方は腹腔鏡を早期に実施すべきと考えています。その理由は多嚢胞性卵巣の方では排卵誘発が難しい場合にはどうしてもHMG製剤を使用することになります。その際、副作用として卵巣過剰刺激症候群(OHSS)が発症しやすいためです。腹腔鏡下で卵巣多孔術(ovarian drilling)を行うと排卵誘発が容易になりOHSSも発症しにくくなります。また、子宮内膜症、クラミジアの既往感染、開腹手術の既往では骨盤内の癒着の頻度が高く、特に卵管の可動性の制限や卵管采部の癒着によるpick up障害(卵子の取り込み障害)がおこりやすくなります。これを確認するためには腹腔鏡検査は必須と考えています。一方、通常の不妊治療でも多くの方が妊娠されるのも事実です。ですので上記のようなrisk factorのない方では一年ほどは一般不妊治療を優先するというのが基本的な考え方です。もちろん患者さんの年齢や不妊歴、治療歴などによりフレキシブルに対応いたします。
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