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医療法人久永婦人科クリニック

FAQ
■薬
■黄体ホルモン
Q1 排卵後に黄体ホルモン剤をいつも内服しているのですがこれはいつも同じ量でいいのでしょうか、また、必ず飲まねばならないものなのでしょうか。
Q2 体外受精の際には一般不妊治療のときより黄体ホルモンの薬が多いのですがこれは必要なのですか。
■クロミッド・セキソビッド
Q1 近所の産婦人科で治療中です。クロミッドというお薬を生理開始5日目から飲んでいます。もう半年以上ですがこのまま続けていてもいいのでしょうか。
Q2 クロミッドという薬をもらっていますが、だんだん処方される量が増えています。いまは生理5日目から一日3錠飲んでいますが普通でしょうか。
Q3 私は自然排卵もあるのですがクロミッドという排卵誘発剤を処方されています。理由がよくわかりません。
 
■HMG製剤
Q1 HMG製剤とはどんな薬ですか。
Q2 副作用にはどのようなものがありますか。
 

■黄体ホルモン
Q1 排卵後に黄体ホルモン剤をいつも内服しているのですがこれはいつも同じ量でいいのでしょうか、また、必ず飲まねばならないものなのでしょうか。
A1 黄体ホルモンは排卵後に卵巣の黄体から分泌されます。着床や初期の妊娠維持に不可欠なホルモンです。当然、身体から自然にも分泌されますがこれが明らかに不足している場合は体温の上昇が不十分であるとか、高温期が短いということがあります。しかし、人の身体は機械とちがってその周期によってホルモンの分泌量も一定していませんので毎回血液検査を行ってホルモン剤を投与することは患者さんの余計な負担につながると思います。また、黄体ホルモンはある程度補充すれば十分であると考えられますので一般的には画一的な量をお渡しすることになります。明らかな不足は不妊や流産の原因と思われますし、高温期に補充する程度の量で受精卵に悪影響はでませんので内服された方が安心でしょう。
 
Q2 体外受精の際には一般不妊治療のときより黄体ホルモンの薬が多いのですがこれは必要なのですか。
A2 はい。体外受精の際には点鼻薬を併用することが多いのですが、この薬には脳下垂体からのLH(黄体形成ホルモン)の分泌を抑制する働きがあります。このため自然排卵をおこすLHサージがおこりにくく、採卵がキャンセルとなる率が低くなるというメリットがあります。しかしその結果、黄体ホルモンの分泌も悪くなるので薬として黄体ホルモンを余分に補充する必要が生じてきます。また、点鼻薬を使用しない場合でも採卵時に卵子を取り巻く顆粒膜細胞が失われますので黄体ホルモンの分泌は通常より低下します。

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■クロミッド・セキソビッド

Q1 近所の産婦人科で治療中です。クロミッドというお薬を生理開始5日目から飲んでいます。もう半年以上ですがこのまま続けていてもいいのでしょうか。
A1 クロミッド・セキソビッドというのは内服薬で視床下部・下垂体・卵巣という卵胞の発育を司るネットワークを刺激するお薬です。内服薬ですので来院回数も少なくて済みますし、卵胞発育作用も強いので軽症の排卵障害の方や、生理不順など一般的によく使われるお薬です。しかしその排卵誘発作用ほど妊娠率は高くなく、半年を目途に注射薬に変更する事が多いようです。抗エストロゲン作用があるため、連用にて頚管粘液量が減少したり子宮内膜の発育が悪くなると言う報告もあります。実際月経量が減少したという話はよく耳にします。私もよく使用はしますが、「とりあえずクロミッド」という使い方はしないように気をつけております。
 
Q2 クロミッドという薬をもらっていますが、だんだん処方される量が増えています。いまは生理5日目から一日3錠飲んでいますが普通でしょうか。
A2 まず、自然排卵が起こっているのかどうかが問題だと思います。自然排卵が無い場合、最初一日1錠から開始して、2錠、3錠と増量してまいります。しかし3錠以上は効果が変わらないと言われていますので、HMG製剤に変更いたします。しかし、クロミッド1錠で排卵があるのであれば増量の必要はなくむしろ増量による副作用の方が問題になります。
 
Q3 私は自然排卵もあるのですがクロミッドという排卵誘発剤を処方されています。理由がよくわかりません。
A3 これには二つの理由があります。一つはクロミッドによって卵胞が大きく発育します。通常卵胞径は排卵時に20mm前後ですが、クロミッドを使用した周期は25〜30mmぐらいになります。このため黄体の形成が促進され排卵後の黄体ホルモンの分泌量が増えるといわれております。また、もう一つはクロミッドにより通常2〜3個の卵胞が発育しますので自然排卵より受精の確率が高まるためです。

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■HMG製剤
Q1 HMG製剤とはどんな薬ですか。
A1 HMGとはヒト閉経ゴナドトロピンの略称です。閉経期の女性の尿から精製したものでFSHとLHの両方を含みます。製剤の種類によってFSHとLHの含有比が異なりますし、製造会社によって溶媒も異なりますので患者さんによって使い分けていきます。また、最近はほぼFSHのみの製剤も発売されています。クロミッド、セキソビッドが視床下部、下垂体を刺激するのに比べてHMG製剤は直接卵巣を刺激して卵胞を発育させます。
 
Q2 副作用にはどのようなものがありますか。
A2 大きく二つの副作用があります。多胎妊娠と卵巣過剰刺激症候群(OHSS)です。HMG製剤で排卵誘発した場合の多胎妊娠率は約25〜30%ぐらいです。一方自然排卵の場合は1〜2%、クロミッド、セキソビッドの場合が4〜5%と報告されています。HMGを使ってあまりにたくさんの卵胞が発育した場合はHCGを投与せずその周期の治療をキャンセルする場合もあります。卵巣過剰刺激症候群(OHSS)とは卵巣がHMGなどによって過剰に刺激を受けた場合に起こる状態で通常はHCGの注射後に起こります。軽症、中等症、重症、最重症の4段階があります。卵巣が腫大して少量の腹水がたまる程度から、大量の腹水と胸水、乏尿、呼吸困難をおこすこともありますからHMG製剤を使用する際には必ず超音波検査にて卵巣や骨盤内の状態をチェックする必要があります。
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