3.  
人工授精(AIH)  
 
 
 

採取したご主人の精子中から、運動性の高い良好な精子のみを回収して、子宮、卵管内に届ける方法です。この方法で成功した方のおよそ9割が6〜7回、で妊娠されていることが報告されているので、当院でもその回数をめどに実施しています。

当院での過去(平成15年3月〜平成29年8月)の治療実績をお示しいたします。従来からの報告通り周期あたりの妊娠率は約9.6%で、人工授精により妊娠された方の91%は治療5回目までに、98%の方が7回目までに成功しております。(グラフ参照)

治療回数
妊娠数
妊娠率(胎嚢確認)
6447
617
9.6%

 

−人工授精累積妊娠数(平成15年3月〜平成29年8月)−

人工授精累積妊娠数グラフ

 

−当院での人工授精回数別妊娠数(平成15年3月〜平成29年8月)−

当院人工授精回数別妊娠数グラフ

 

卵管の通過性を評価する検査

人口授精
 


人工授精とはご主人の精液より形態及び運動性の良好な精子のみを回収して、直接子宮内に注入する方法です。

<適 応>
精液検査不良例・ヒューナーテスト不良例・頚管粘液不良例・性交障害などです。妊娠率は治療周期あたり約10%と報告されております。治療回数は6回までが一応の目安です。

<副作用について>
精液は洗浄、精漿除去、精子濃縮を行ってから子宮内に注入されます。
子宮内への注入により、下腹部痛、出血を伴うことがまれにあります。また、精子注入により感染を引き起こすことがあります。これを予防するため、当院では治療当日に抗生物質を服用していただいております。胎児への影響は自然妊娠と変わりありませんが、流産や子宮外妊娠などのリスクは自然妊娠と同様に伴います。

<人工授精をお受けになる際の手順と注意点>

 
  1. 当院でお渡ししました滅菌済みの容器をご利用ください。
  2. 人工授精の当日、マスターベーションにて直接容器に採取してください。
  3. 採精後3時間以内に持参していただき受付にお越し下さい。
  4. 受付でカラーのシールをお渡ししますので、必ず自筆にて氏名をご記入頂き、ご自分で採精容器にお貼り下さい。また患者様にはシールと同じ色の札をお渡しいたします。
  5. 培養室にて当院の培養士が精液検査を行い、良好な運動精子を遠心分離、洗浄、濃縮操作にて回収し、最終的に約0.5cc程度に調整し、専用のカテーテルで子宮腔に注入いたします。
  6. 準備ができればお名前をお呼びしますので、2番の内診室にて先にお渡しした札の色とシールの色と患者様のお名前を確認し、人工授精を行います。
  7. 処置後、しばらく安静にしていただいた後、診察室にて説明を致します。
 
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