●腹腔鏡検査(ラパロスコープ)
おへそから硬性鏡と呼ばれる細いカメラを挿入して、直接お腹の中を確認する検査です。卵管の通過性の有無、卵巣腫瘍、子宮筋腫、腹腔内の癒着の有無などを、目視できるという特色があります。
クラミジア感染による子宮、卵巣、
卵管の広汎な癒着
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クラミジア感染による肝臓と腹膜の癒着
(Fitz-Hugh-Curtis症候群)
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子宮内膜症による子宮、腸管、
卵巣の癒着
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子宮内膜症(チョコレート嚢腫)の処理
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子宮筋腫核出術の広汎な癒着
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多嚢胞性卵巣(PCO)に対する多孔術
(ovarian drilling)
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●子宮鏡(ヒステロファイバースコープ)
子宮内を観察するために、子宮頸管から直径3mm程度のファイバースコープを挿入します。着床原因として子宮内のポリープ、子宮粘膜筋腫や子宮内腔癒着が疑われたりした場合に実施します。通常、麻酔の必要もなく外来での検査が可能です。
ヒステロファイバー
(子宮内膜ポリープ)
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エコー
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●SHG
(SonoHysteroGraphy)
これは、生理食塩水などの液体を子宮腔内に注入しつつ超音波検査を行うもので、液体の注入によって子宮腔が拡張して、観察対象が強調され確認しやすくなります。手技が簡単で低浸襲ですので、外来でも簡単に行えます。
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