医療法人授幸会 久永婦人科クリニック
 
           
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安全管理指針<作業安全管理マニュアル>

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作業者の不注意で検体の取り違えが起きないよう注意し、安全対策に努める。

 

■精子の取り扱い

  • 精液の処理を行う前に、採精容器の蓋と本体に名前を記入する。
  • 処理で使用するスポイトやスピッツにも蓋と本体に名前を記入する。
  • AIH は同じ時間帯で複数の検体が持ち込まれることがあるため、検体を数色の色で区別する。患者様にはそれぞれの色のシールに名前を記入してもらい、そのシールを検体の容器に貼る。患者様にはシールと同じ色の札を持ってもらい、処置の前に患者様と一緒に色と名前を確認する。
  • 処理後、使用したスポイトや採精容器等はすぐに作業場から出し、飛沫がないよう手指や作業場をアルコールで拭く。

 

■検卵時等の卵子の取り扱い

  • 複数の患者様の採卵を続けて行うこともあるため、処置の前に患者様の名前を確認する。
  • 次の検卵に移る前に使用したディッシュやピペット・スピッツはすべて捨て、クリーンベンチ内に余計なものがない状態にする。
  • 採卵した卵子を移すディッシュには、蓋と本体に名前を記入しておく。
  • インキュベーターにはディッシュを置いた位置に名前を記入する。
  • 裸化時等メディウム交換の際も卵子を移すディッシュの蓋と本体に名前を記入しておく。

 

■観察や移植時の受精卵の取り扱い

  • インキュベーターに記入された名前を確認してディッシュを取り出し、取り出したディッシュに記入された名前も確認する。
  • 胚の状態や個数を培養室のデータとカルテに二重に記録する。
  • ディッシュをインキュベーターに戻す際も、位置と名前を確認する。
  • 移植時は培養士と看護師で患者様の名前を確認し合い、受精卵の状態や個数をダブルチェックする。
  • 移植時、作業場には他の検体を持ち込まない。

 

■凍結融解時の受精卵の取り扱い

  • 凍結の際は、受精卵の状態を培養室のデータとカルテに記録する。受精卵を凍結するクライオトップにも名前とグレードを記入し、クライオトップを入れるケーンにも名前を記入する。どの凍結保存用タンクに、どの患者様の受精卵をどのグレードでいくつ保存したかを記録する。
  • 融解の際はカルテの指示を見て、患者様の氏名とカルテ番号・融解する胚の個数と移植日を 2 人以上の培養士が確認する。凍結前のデータを見て融解する受精卵を選び、ケーン・クライオトップの表記を確認してから融解する。
  • 凍結融解時、液体窒素中には他の検体を持ち込まず、ひとりずつ作業を行う。

 

■ヒヤリハットが発生した際の対応

  • 事故やヒヤリハットが発生した際はすぐに作業を停止し、院長に報告する。その内容を記録し、原因・対策を考える。
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